4月11日と12日、教雲寺において春の永代経法要をお勤めいたしました。

当日は、岐阜県高山市より朝戸臣統先生をお迎えし、ご法話を賜りました。
先生のご法話は、私たち一人ひとりにやさしく問いかけるような語り口で進められ、頷きながら耳を傾けるひとときとなりました。

目次
お慈悲について
ご法話の中で、「慈悲」には三つのあり方があると教えていただきました。
仏さまの「大慈悲」、菩薩の「中慈悲」、そして私たち人間の「小慈悲」。
仏さまの大慈悲は、なぜ「大」なのか。
それは、限りがないからである、とお示しくださいました。
救いの対象に限りがなく、時間にも空間にも制限がない。
さらに、見返りを求めることのない、煩悩のまじらない清らかなはたらきである
――そのように教えていただきました。
一方で、菩薩の慈悲は、すべての者を救いたいという願いに満ちた尊いはたらきでありながら、なお限界をもつもの。
そして私たちの慈悲は、自分を中心とした思いに左右され、対象や時間、さらには見返りを求める心など、さまざまな限りを抱えているものであると示されました。
仏さまの限りない温かさにふれさせていただくと同時に、自らの煩悩の深さをあらためて知らされるご縁となりました。
永代経法要は、亡き方々を偲ぶとともに、そのご縁を通して仏さまの教えに出遇わせていただく大切なご法要です。
このたびのご法縁に、あらためて深く感謝申しあげます。
