湿度を感じる梅雨空の下、安居法座を開催しました。
今回のテーマは、「グリーフケア」。講師は住職が務めました。
目次
グリーフケアとは?
グリーフとは「喪失を前にしたその人なりの反応とプロセス」を意味します。
喪失体験は人によって様々です。死別、恋人との別れ、病気、アイデンティティ、、、、
私たちは様々なものを喪失しながら生きています。
そして、大切なものや存在を失ったことで生じる心や身体の反応(そしてそのプロセス)を【グリーフ】といいます。
人それぞれに違っていて良いのがグリーフなのですが、具体的にどのような喪失がありどのような反応やプロセスがあるのか。
そんなことをお話しした時間でした。
そして「ケア」とは、大切にすること、大事に扱うことを意味します。
喪失に対する心や身体の反応を、「その人の自然なもの」として大切にしていくことが、グリーフケアなのです。
仏教とグリーフケア
今回の法座では、主にグリーフケアについて話をしました。
仏教の話や仏さまの話ができなかったことが、やや反省でもあります。
グリーフケアについてもお話しし、仏さまや仏教の世界についてもお話しできるように研鑽を積んでいきたいと思いました。
ようこそお参りいただきました。